感想を無理に言葉にしなくてもいいのではないか、という話
昔から、映画を見たり本を読んだりしても「おぉ〜」とか、「なるほど〜」しか言えない。批評とか、いい感じの分析とか、できない。 そういう、いい感じの感想を言いたい欲みたいなのが昔はあった。自分だけの視点で、それをいい感じの文…
昔から、映画を見たり本を読んだりしても「おぉ〜」とか、「なるほど〜」しか言えない。批評とか、いい感じの分析とか、できない。 そういう、いい感じの感想を言いたい欲みたいなのが昔はあった。自分だけの視点で、それをいい感じの文…
たまに動画サイトやSNSで、イラストレーターの方が配信しながら、視聴者さんと会話しながら絵を描いているのをみかける。 それを見るたびに「ああ、うらやましいなぁ」と思う。文章を書いているときは、文章を書くこと以外に何もでき…
戦争や経営を語るときに、「戦略と戦術」という概念がよく出てくる。 引用:http://hayagyoku.blog113.fc2.com/blog-entry-6376.html これらにまつわる格言で、「戦略の失敗は戦…
ChatGPTがかなり遊べるので、小説を書けるか試してみた。 3題話の作成を指示。 1回目。小説といえるかギリギリのライン。 ただ、「銃を突きつけられても性善説を語る男」という展開は面白くなる気がしたので、そこを起点に掘…
涼子は、同じ保健委員のスエハラくんに恋していた。 月に一回、保健だよりを作るときが涼子の人生最大の幸せタイムだった。なぜなら、スエハラくんと保健室にふたりきりの時を過ごせるからだ。 その月に一回のチャンスでじわじわと距離…
その看護師が、かつて幾度となく薄暗い小部屋で共に夜を過ごした娼婦だと気づいたのは、医師に呼ばれて診察室へ入った直後のことだった。 「こんにちは。今日はどうしました?」と太った内科医が尋ねる。 「あっ、ええと」慌てて言い淀…
実家の団地の屋上に登るのは、いつ以来だろうか。父が死んだあとずっとひとり暮らしだった母が亡くなり、葬儀がひと段落して、私は柄にもなく感傷的になっていた。 空は、燃えるような美しい夕焼けだ。かつて両親とともにこの団地の屋上…