身体で考える

例えばボールを遠くへ蹴ろうとするとき、膝から下だけを使うより全身を使ったほうがより遠くまでボールを運ぶことができると誰もが思う。 でも、深くまで思考しようというとき、頭だけを使って考えていることに気づかない人は多い。自分...

「自分の言葉」の話し方

高校3年生のときくらいに、自分の言葉が借り物ばっかりなことにふと気づいた。 学校とか親とか読んだ本から得た言葉をパッチワークにして、普段の思考や言動をしているんだと気づいてしまった。それからは、とにかく自分の言葉を持たな...

創作上の技術はなんのためにある?

むかし、知人の漫画家と技術は個性足り得るか、みたいなことをえんえん議論した思い出がある。 僕は「技術は再現性があるもので、再現性があるものは本質的に模倣できるので個性足り得ない」みたいな主張で、相手は「技術をかけ合わせた...

祖師ヶ谷大蔵を歩いた

妻と祖師ヶ谷大蔵に、ラーメンどんぶりを買いにいこうということになった。祖師ヶ谷大蔵に、都内でも有数の美味しいラーメン屋さんのどんぶりをつくっている窯元があるのだ。 曇天で、どういうわけか長袖のTシャツにウィンドブレーカー...

青猫三題噺2「娼婦・肉・点滴」

その看護師が、かつて幾度となく薄暗い小部屋で共に夜を過ごした娼婦だと気づいたのは、医師に呼ばれて診察室へ入った直後のことだった。 「こんにちは。今日はどうしました?」と太った内科医が尋ねる。 「あっ、ええと」慌てて言い淀...

青猫創話堂について

初めまして。青猫創話堂代表、青猫と申します。 青猫創話堂では、小説やシナリオ、詩やエッセイ、キャッチコピーからプレスリリースまで幅広くテキスト作成も行なっております。 また、あらゆる領域の世界観の作成や、企画も行なってお...

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